野良ノ唄〜第二話〜

「あっ、ところでさ
君の名前を教えてよ」

「名前、、
私に名前なんてないわ。
ずっと独りぼっちだったもの。
必要もないわ。」

少女は
溜め息混じりの声で
そう呟きます。

「何を言ってるんだい?
独りぼっちなんて
僕だってそうさ。

僕だけじゃない
命あるもの
みーんなそうだよ。

僕は自分で
自分の名前をつけたよ。」

「え、自分で?」

思わず少女の頰が緩みます。

「そうさ。
それに必要ならあるよ。
僕は君を唯一の
名前で呼びたいんだ。」

妖精は
屈託のない笑顔で
そう言いました。



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